コンチェルトゲートフォルテの世界に思いを馳せて、旅するように街に暮らす。妄想全開エッセイ風な何か
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童話”空色ペンシル”の一場面
色を塗らない白い雲が消極的なのに対して
黒で塗りこめたあまぐもは
積極的な雲と評されるらしい
律儀な小鬼は天変地異を想わせる暗雲を描き
ロマンティストな小鬼は、悲しみの雨をアンニュイに表現
さぼりがちな小鬼は申し訳程度に輪郭を
私にはあの小鬼のダメさ加減がツボみたい
張りぼてのあまぐもを空想し
クスクスと、空に浮かべた
最近、私は空を見上げることが増えた
これまで幾つかの職業を経験して来たけれど
今度は空の下で働きたいと思うようになった
善は急げ、だ
額に汗し、オリーブの枝を拾い集める午後
些か大げさかもしれないけれど
ささやかなキッカケが人生を左右することもある
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