コンチェルトゲートフォルテの世界に思いを馳せて、旅するように街に暮らす。妄想全開エッセイ風な何か
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ハーブ摘みをがんばれる理由のひとつ
ずっとずっと欲しいと願っているものがあるのだ
それは骨董品店で一目惚れしたアンティークのオルゴール!
ギノス製でギミックが凝っていて
光の加減で色が違って見えるそれを
私は虹色オルゴールと呼んでいる
ようやくにして資金が整った時
"私の"オルゴールはなかった…売れてしまったのだ
酷く気落ちする私に向かって、店主が手招きする
不貞腐れて見上げた私の眼前には虹色オルゴール
何度も何度もオルゴールを手にとっては眺めていた私を
店主は覚えてくれていたようで
私のために取り置きしてくれていたのだ
無関心だと思っていた店主が
私を気に掛けてくれていたことが気恥ずかしく
同時に嬉しかった
オルゴールの扉を開くと暖かく素敵な音色が溢れ出す
満面の笑みを浮かべる私を店先の金魚たちも見てる
今日は音が生まれた日
私の世界で新たな扉が開かれた
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