コンチェルトゲートフォルテの世界に思いを馳せて、旅するように街に暮らす。妄想全開エッセイ風な何か
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柔らかな夜気に、暖かく街灯がともる
海風がやさしく頬をなぜ、波音が静かに語りかける
ロケーション最高、お味も最高、サービスも最高
お値段はもっともっと最高
本当なら、ちょっと手がでない高級店だけれど
今夜はリゼお姉様の大盤振る舞い
先日のマタマタレースでお財布が素敵に潤ってらっしゃるのだ
私たちは明日、この街を離れるつもりでいる
今夜が最後の晩餐となる
ウィルノア名物といえば手長エビと墨イカ料理
季節の野菜や魚介類をふんだんに用いた力強い前菜にスープ
生ハムも有名だし、伝統的なティラミスも欠かせない
大地の恵みと海の恵みの豊かな出会いに乾杯!
食後の珈琲を頂く最中、話題は"最後の晩餐"へ
もしもの話。いつかこの世界に終わりが来るとしよう
それを理解し、受け止めたとしよう
ならば最後に何を食べたいか?
あれこれ迷った私たちの結論はこうだ
何を食べるか以上に、何処で誰と味わうかが重要なのだ
この世界が閉ざされる
万が一にもそんな日が来てしまったならば
最後の晩餐は、仲間達と集い、食べたいものを持ち寄って
思い出話に花咲かせ
最後まで笑って、笑って、笑って過ごすんだ
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